発行所の庭木 [書籍]
「ホトトギス」発行所の様子。
子どもというのは、うるさくもあれば、勝手に入ってくることもある。
迷惑をかける子の親も慣れてしまうのかイチイチ怒らない。
虚子が書くエッセーを読む。
発行所の庭木 高浜 虚子
黒田清隆の方針 [書籍]
黒田清隆の領土への譲歩姿勢の背景を説明するが、多角的に述べられており驚く。
鉄道利権を廻るパークスとデ・ロングの英米の角逐。
結局、ロンドン公債となるが3%をネルソン・レーが抜く契約だったので、
大隈と伊藤が窮地となる。薩摩が押さえている弾正台と兵部大丞の黒田が攻撃する形となるが、
薩摩にデロングが手を伸ばしてきたと分析する。
が、弾正台の人事更迭と黒田が北海道開拓使次官に転任となる。
英米角逐の背景には、南北戦争における「アラバマ問題」で英米は戦端を開く可能性があったという。
大蔵卿だった大久保らが岩倉使節団で渡米する。伊藤が井上と山縣に送った手紙の分析が紹介されるが、百姓あがりの30の文章かと感動する。
服部之総は歴史学者(マルクス主義・講座派)で共産党から離れる。
浅学菲才の私にとっては、中身の詰まった文章でした。
黒田清隆の方針 服部 之総
鉄道利権を廻るパークスとデ・ロングの英米の角逐。
結局、ロンドン公債となるが3%をネルソン・レーが抜く契約だったので、
大隈と伊藤が窮地となる。薩摩が押さえている弾正台と兵部大丞の黒田が攻撃する形となるが、
薩摩にデロングが手を伸ばしてきたと分析する。
が、弾正台の人事更迭と黒田が北海道開拓使次官に転任となる。
英米角逐の背景には、南北戦争における「アラバマ問題」で英米は戦端を開く可能性があったという。
大蔵卿だった大久保らが岩倉使節団で渡米する。伊藤が井上と山縣に送った手紙の分析が紹介されるが、百姓あがりの30の文章かと感動する。
服部之総は歴史学者(マルクス主義・講座派)で共産党から離れる。
浅学菲才の私にとっては、中身の詰まった文章でした。
黒田清隆の方針 服部 之総