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スポーツに死ぬ [書籍]

私は大河『いだてん』で知る。
24で他界し、恩師の二階堂トクヨが言った言葉は、
「スポーツが絹枝を殺したのではなく、絹枝がスポーツに死んだのです」
だった。刺さる言葉です。
この「世界記録と私」に整理された文章を遺しておられた。



ao5.png
世界記録と私 人見 絹枝
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仏像とパゴダ [書籍]



悪口ばかりで何が言いたいのだろう、と少し不快だったのですが、
そういうことなのかと読めなかった己の浅さが苦かったですね。



仏像とパゴダ 高見順



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絶望を与へたる者 [書籍]

横光は田山花袋からの批評で辛辣に批判する。

確かに、彼の作品『アカシヤの花』を読んだ限りですが、
自分が設定する作中の人物のことで田山から講釈されたくないですね。


横光は最後に言う。

>われわれは虚偽を造る。われわれはわれわれの虚偽を真実ならしめんがためかく傀儡師たらんことを欲す。




絶望を与へたる者 横光利一




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パスカル [書籍]


「人は一つの葦に過ぎない。その性質に於て最も弱い葦だ。
 しかし彼は考える葦だ。」


島崎藤村が訳す。
その他、染み入るように入ってくる言葉が並ぶ。
39で亡くなるが、そう思えない文章でした。




パスカルの言葉 パスカル ブレーズ





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英米笑話秀逸 [書籍]

小1の頃、「ふとんがふっとんだ」のような駄洒落が好きだったのですが、
親や親戚の困った顔を思い出します。注意されなかったのは救いなのでしょう。
それからですかね、言わなくなりました。
それにしても英米の笑話は性格悪い人が多すぎです。





英米笑話秀逸 佐々木 邦
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月夜峠 水野葉舟 [書籍]



怪談話は昔は一切興味がありませんでした。
愚かな話と決めつけていました。
気持ち悪いのですが、こういうこともあるのやもしれないと置いておきます。




月夜峠 水野葉舟
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松本 竣介 [書籍]

>画家は「作者の腹の底まで染みこんだもの」しか描くことはできないと主張

し、軍に目を付けられたそうだ。

特に「画家の像」に涙がでそうになる。
生きた証をこの世に遺されたのだと魅入りました。




天に続く道 松本 竣介



生誕100年 松本竣介展 神奈川県立近代美術館 葉山


岩手県立美術館


《画家の像》宮城県美術館






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三木 露風 [書籍]



「赤とんぼ」の作詞をされる。
キリスト教聖騎士の称号を授与されたという。
明治詩壇を回顧される。




明治詩壇の回顧 三木 露風


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字幕閑話 [書籍]



翻訳家。フランス映画の字幕も手掛ける。
『第三の男』『禁じられた遊び』もなされていた。
嬉しかったこと、思わぬトラブルも記される。



字幕閑話 秘田 余四郎



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現実主義者 [書籍]


昭和11年(1936)に実子殺しの犯人の妹の手記で騒いだ批評家を坂口安吾が酷評する。
ニーチェやフロイトに小説が彼らに心理学を教えていたという。
真の文学とはどういうものなのか、一端の恐ろしさを知る。






現実主義者 坂口安吾




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