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散華 [書籍]

三田君という若い方が太宰に何度か手紙を送るが、
プロの物書きが読むと、辛口の評価をありのままに書いていて、
厳しいものだ、うかつに書けないものだ、と思った。

が、最後に三田君が送った文章が、
「大いなる文学のために、死んで下さい。」だった。
事実、太宰は死ぬ。三田君の言葉はこの上なく嬉しかったでしょう。

私が三田君のような言葉を発せられるか、難しいことです。





散華 太宰治

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